ネット上の掲示板やSNSでは、元ヤマンバタレントに対して「昔の写真は消したい黒歴史なのではないか」「若気の至りを後悔しているはずだ」といった憶測が飛び交いがちです。しかし、あぢゃ本人のスタンスはそうした世間の色眼鏡とは全く異なります。
彼女は過去のヤマンバ時代の画像や活動について、メディアの取材で一度たりとも否定的な言葉を使ったことがありません。むしろ「あの時代に誰にも媚びず、やりたいメイクをやり切ったからこそ今の自分がある」「渋谷で仲間と作った絆は一生の宝物」と、胸を張って語っています。
世間一般の盲点として見落とされがちなのは、ヤマンバギャルたちのメイク動機です。一般的に女性のメイクは「異性から魅力的に見られたい(男ウケ)」という文脈で語られがちですが、当時のヤマンバカルチャーは「徹底的な男ウケの拒絶」でした。男性の視線ではなく、同性の仲間内での共感と、自らの美意識の極限を追求した極めて主体的なムーブメントだったのです。あぢゃはその最前線にいたからこそ、他人の評価に依存しない強固な自己肯定感を獲得することができたといえます。