Q1:指先の皮がむけて痛くないのですが、放置しても大丈夫ですか?
A1:痛みがなくても放置はおすすめできません。初期は痛みがなくても、角質がめくれた部分から皮膚のバリア機能が徐々に低下し、乾燥や摩擦によって深部のひび割れ、かゆみ、手湿疹へと進行するリスクが高いためです。まずは低刺激なワセリン等で保護し、むけが拡大する場合は皮膚科を受診してください。
Q2:白くめくれて浮いている皮を、爪切りや指で引っ張って剥がしてもいいですか?
A2:絶対に無理に引っ張って剥がさないでください。目に見えている部分だけでなく、まだ剥が脱落すべきでない健康な表皮まで一緒に裂けてしまい、出血や細菌感染、皮膚の慢性的な肥厚(硬化)を招きます。引っかかる部分が気になる場合は、清潔な眉用ハサミ等で浮いた先端だけを慎重に切り取り、上から保護用クリームを塗布してください。
Q3:指先に小さな透明の水ぶくれができて皮がむけるのはなぜですか?
A3:汗疱(かんぽう)または異汗性湿疹の典型的な経過と考えられます。手掌や指先に過剰に分泌された汗が皮膚内に一時的に滞留し、アレルギー反応や炎症を起こすことで小水疱を生じます。水疱が吸収された後に膜状の皮むけが生じます。かゆみを伴う場合は抗炎症薬(ステロイド外用薬)による早期治療が有効です。
Q4:市販のハンドクリームを塗るとかえってピリピリ染みるのはなぜですか?
A4:皮膚の角質バリアが崩壊し、真皮に近い神経層まで刺激物質が到達しているためです。特に尿素や高濃度のビタミン、香料、防腐剤が含まれる製品は荒れた皮膚に強い刺激となります。染みる場合は直ちに使用を中止し、不純物の極めて少ない「白色ワセリン(プロペト等)」に切り替えるか、皮膚科で消炎剤の処方を受けてください。