内村光良の関与の仕方は、近年では「部活動型企画」において最も色濃く表れています。その代表格が「イッテQ遠泳部」や「イッテQダンス部」です。
単独で目立つのではなく、宮川大輔、中岡創一、みやぞん、ガンバレルーヤといったメンバーや、2024年の大規模新メンバー発掘オーディションを経て加入したフレッシュな若手芸人たちを巻き込み、一つの難題に全員で挑むスタイルを確立しました。遠泳部では過酷なオープンウォータースイムに挑み、ダンス部では還暦を過ぎた体で激しいステップを黙々と練習し続ける姿がドキュメンタリータッチで描かれます。
「新メンバーが入ってきた時、内村さんは決して偉そうに指導しない。自らが一番練習し、一番苦しんでいる姿を見せることで、若い世代に背中を追わせる」(番組関係者)
自らの老いを隠すことなく、むしろそれを笑いのフックにしつつ、若手に対しては主役の座を積極的に明け渡す。この教育的ともいえるリーダーシップが、放送開始から20年近くを経ても番組が硬直化せず、常に新しい風を取り込み続けられる原動力となっています。