「噛みまみた」というフレーズの原点は、作家・西尾維新による大ヒット小説を原作としたアニメ『化物語』の第2話から始まるエピソード「まよいマイマイ」です。主人公の阿良々木暦(あららぎこよみ)と、迷子癖のある小学生の少女・八九寺真宵(はちくじまよい)が公園で遭遇した場面から、この掛け合いの歴史が始まりました。
八九寺真宵は阿良々木暦と顔を合わせるたび、彼の名字を「阿良々々木さん」「阿良々木々さん」などと過剰に増やして呼び間違えます。阿良々木が鋭くツッコミを入れた直後、彼女が平然とした顔で言い放つのが以下のやり取りです。
「失礼、噛みまみた」
「違う、わざとだ…」
「噛みまみた」
「わざとじゃないっ!?」
言葉の弁明そのものを噛み倒すというリズム感抜群の応酬は、アニメ制作会社シャフトによる独特のカット割りや文字演出、劇伴のタイミングと完璧にシンクロし、物語シリーズを代表する名言として強烈なインパクトを残しました。