隆の勝の代名詞といえば、誰もが笑顔になる愛称「おにぎり君」です。このユニークな呼び名が定着した決定的な背景には、元横綱・貴乃花(貴乃花親方=当時)や兄弟子たちからの愛ある命名がありました。
入門当時から色白でふっくらとした輪郭、そして三角のおむすびを想起させる人懐っこい笑顔が特徴的だった隆の勝。「見ているだけで誰もが温かい気持ちになる」という親方衆の直感から自然と「おにぎり」と呼ばれるようになり、本場所の土俵で大活躍するにつれて全国の相撲ファンへと一気に浸透していきました。
現在では、ファンからおにぎり柄の化粧まわしが贈呈されたり、日本相撲協会の公式グッズとして「おにぎり君グッズ」が即完売したりするなど、角界を代表する人気マスコット的な存在感を確立しています。しかし、その柔和な表情とは裏腹に、立合いの一瞬で見せる鋭い眼光と破壊力抜群の押し相撲との「強烈なギャップ」こそが、隆の勝という力士の真の底力です。