インターネットの検索サジェストに浮上する「糸島食堂 ほもり」という文字列。この不可解な言葉の正体を突き止めるため、過去のメニュー履歴や店舗オペレーション、客席での注文ログを綿密に照合しました。導き出された結論は極めて明快です。「ほもり」という名称の料理や裏メニューは実在せず、スマートフォンのフリック入力やローマ字入力におけるミスタイプが累積した検索トラフィックでした。
日本語フリック入力において「ほ」と「お」はキーボード配列上で近接しており、ローマ字入力でも「oomori」を急いで入力する過程でキーを打ち間違えるケースが多発します。「糸島食堂の海鮮丼は大盛り(おおもり)にできるのか」「どれほどの盛り付けなのか」を調べようとした多くの観光客が誤ったまま検索を送信し、検索エンジンのアルゴリズムが頻出クエリとして学習・表示した結果、この言葉が独り歩きを始めました。
さらに、「デカ盛りを超える規格外の爆盛り(ほもり?)が存在するのではないか」という利用者の期待心理が重なり、クリックが連鎖した背景があります。糸島食堂の正規メニューで提供されているのは、正真正銘の「ご飯大盛り」や、具材が折り重なる「特選盛り」です。店頭で「ほもり」と注文しても店員を困惑させるだけですので、正式名称で堂々とオーダーしましょう。