蝦夷は現在のどこ?北海道だけじゃない!東北も含まれた境界の真相を徹底解説

蝦夷は現在のどこ?北海道だけじゃない!東北も含まれた境界の真相を徹底解説

蝦夷は現在のどこ?北海道だけじゃない!東北も含まれた境界の真相を徹底解説の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。

蝦夷が指し示す地理的領域と、そこに生きていた人々の社会形態が時代とともにどう推移したのか。歴史の節目となる主要4期を抽出し、客観的データと発掘遺構、政治動向をもとに比較整理しました。

時代区分当時の呼称と具体的な範囲主たる住民層・文化形態編集部の見解・歴史的評価古代
(7〜9世紀)
エミシ(蝦夷・毛人)
北関東の一部〜宮城・山形以北の東北全域、北海道南部縄文直系の狩猟採集民と農耕民の複合集団(続縄文〜擦文文化期)律令国家にとっての「外敵」。城柵(多賀城・胆沢城など)を境界線として徐々に北へ押し込まれた時代。中世
(12〜16世紀)
エゾ島(渡島半島以北)
北海道本島全域、千島列島、樺太(サハリン)アイヌ文化の成立期。交易(鮭・毛皮など)を中心とするアイヌ民族本州の津軽安藤(安東)氏が管領。東北が和人領化したことで、津軽海峡が決定的な文化的境界線となる。近世
(17〜19世紀中盤)
蝦夷地(和人地を除く全域)
西蝦夷地(日本海側・樺太)、東蝦夷地(太平洋側・千島)アイヌ民族(場所請負制下で和人商人・松前藩による過酷な労働統制)松前藩の無石高知行制により、「和人地」と「蝦夷地」の境界管理が厳格化。幕末には幕府直轄領となり北方警備が急務に。近代
(1868〜1869年)
蝦夷共和国〜北海道へ
北海道本島、国後・択捉など千島列島、樺太旧幕府脱走軍、和人開拓民、強制的に日本国籍に組み込まれるアイヌ民族箱館戦争の終結と開拓使の設置により、「蝦夷」という地域名称が消滅。近代日本国家の一地方として同化が進む。
小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。