厄介な雑草「ノイバラ」が宝の山に?製薬大手も群がる2026年争奪戦の真相

厄介な雑草「ノイバラ」が宝の山に?製薬大手も群がる2026年争奪戦の真相

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ノイバラが経済界のホットワードに躍り出た最大の起爆剤は、秋に実る赤く小さな果実——生薬名「営実(エイジツ)」をめぐるバイオ研究のブレイクスルーだ。

古くから瀉下薬や皮膚疾患の生薬として用いられてきたこの果実に、極端な紫外線と熱ストレスに晒された環境下でのみ自己防衛のために生成される、特異なポリフェノール複合体が高濃度で含まれていることが判明した。抗酸化、抗糖化、そして皮膚のバリア機能を飛躍的に高める成分として、国内外のスキンケア大手がこぞって特許出願に走っている。

「過酷な日本の夏を生き抜く植物だからこそ、紫外線による皮膚ダメージを修復する鍵を自ら合成している」と、都内バイオベンチャーの開発責任者は語る。かつて中国産生薬の輸入に頼っていた原料市場は、トレーサビリティと有効成分濃度の高さを武器にした「国産自生ノイバラ」の計画栽培・アップサイクル調達へと急速にシフトしている。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。