インターネット上のスキー情報には、「晴天率が高い=雪が少ない」「南岸低気圧が来なければノーマルタイヤでも行ける」といった危険な誤解が一部で見受けられます。現場の気象環境を踏まえ、正しい知識を整理しておきましょう。
誤解1:晴天率が高いと雪質は良くない?
「晴天が多い=気温が高くて雪がシャバシャバになるのでは」と誤解されがちですが、蓼科高原一帯は標高1,200m〜2,200m超という高冷地に位置します。放射冷却によって夜間から早朝にかけて急激に冷え込むため、湿度の低いサラサラとした雪質が長期間キープされます。ベース積雪が安定しているハイシーズンは、本州屈指のドライスノーを楽しめます。
誤解2:中央道沿いだからスタッドレスだけで十分?
中央自動車道の諏訪ICや諏訪南ICを下りてから蓼科エリアへ向かうルート(国道152号、ビーナスライン、メルヘン街道)は、標高差が600m以上あります。平野部ではアスファルトが見えていても、山間部に入った途端にブラックアイスバーンや圧雪路へと路面状況が激変します。
たとえ4WD車に高性能スタッドレスタイヤを装着していても、急な坂道やカーブでのスリップに備えて金属チェーンや布製タイヤ滑り止め(オートソック等)の携行は絶対条件です。FF車やFR車はチェーンの事前装着練習を怠らないようにしてください。