ドライアイスは二酸化炭素(CO2)が固体化したものであり、取り扱いを誤ると深刻な人身事故につながる危険性を孕んでいます。購入時および運搬時には、正しい安全知識と適切な持ち帰り保存容器の準備が不可欠です。
最も危険な事故原因が「密閉容器への封入による爆発」です。ドライアイスが気化すると体積が約750倍に膨張するため、ステンレスボトル(水筒)、密閉タッパー、気密性の高いクーラーボックスに密閉すると内圧で容器が破裂し、粉砕した破片で重傷を負う恐れがあります。
持ち帰りには、蓋に適度な通気性がある発泡スチロール箱、またはパッキンを外したクーラーボックスを使用してください。ドライアイス自体を新聞紙や厚手のタオルで二重・三重に包むことで、冷気の逃げを抑えつつ昇華スピードを緩めることができます。
また、素手で直接触れると数秒で深刻な低温火傷(凍傷)を引き起こすため、必ず厚手の軍手や革手袋、トングを使用してください。車で持ち帰る際は、気化した二酸化炭素による車内酸欠事故を防ぐため、エアコンの外気導入モード設定と窓開け換気を徹底することが法規的・安全面から強く推奨されます。