本作の再開を願う声が絶えない背景には、魅力的な謎の数々が回収されないまま放置されている点があります。物語の根幹に関わるバスタード未回収の伏線まとめとして、主要なポイントを列挙します。
- DSとルーシェの完全融合と精神の行方:二つの魂は最終的にどのような形で共存、あるいは昇華するのか。
- 至高神(主)の正体と真の計画:神が人類滅亡と再生をプログラミングした本当の動機。
- 魔操兵器と方舟の機能:終末戦争において建造された巨大方舟の全貌と、残された人類の運命。
- 四天王とヒロインたちの去就:ガラ、アーシェス・ネイ、カル=スらの最終的な生死と、ティア・ノート・ヨーコがDSと結ばれるのかという恋愛劇の決着。
- 魔界の支配者サタンとの直接対決:地獄編で存在感を示した巨頭サタンとDSの宿怨の行方。
これら膨大なプロットが未回収のまま眠る中、バスタード27巻の続きはどうなっているのでしょうか。前述の通り、ウルトラジャンプには単行本約半巻〜1巻分に相当するエピソードが掲載されていました。しかし、バスタード最新刊28巻の発売予定は、2026年現在も公式発表が一切ありません。
28巻が出版されない最大の障壁は、萩原氏自身の「単行本化に際する徹底的な描き直し癖」にあると見られています。雑誌掲載時の原稿をそのまま収録すれば即座に1冊の本にまとめられるストックがありながら、作家自身が納得できる水準までCGや作画をブラッシュアップするエネルギーを確保できないことが、刊行を妨げている最大のボトルネックとなっています。