サイバー犯罪者が狙うのは、稼働中のアプリだけではない。放置された残留データから暗号化されていないアクセスキーを抽出し、他人のアカウントへ不正アクセスを試みる「セッションハイジャック」の手法が多様化している。高度化する脅威に対抗するため、モバイルセキュリティの概念は「アプリを消す前のアクション」へとシフトした。
特に金融系アプリやSNS、ヘルスケア関連アプリを処分する際は、端末からの消去作業だけで満足してはならない。アプリ内でログアウトを実行し、可能であればアカウント連携を解除してからアンインストールを行うことが、自身のデジタルアイデンティティを防衛するための絶対条件である。