キュービィロップが誕生したのは1986年のことだ。バブル景気の足音が聞こえ始めた昭和末期、ブルボンが投じたこの商品は、当時の飴市場に鮮烈なインパクトを与えた。
最大の魅力は、なんといってもそのユニークなパッケージングにあった。小粒なキューブ状のキャンディが透明なフィルムの中に2つ並んで入っている。いちご、グレープ、オレンジ、レモンなど、組み合わせによって異なる味が口の中で混ざり合う楽しさは、他の商品にはない独自の体験だった。友達や兄弟と1粒ずつ分け合ったり、2粒同時に口へ放り込んでオリジナルのミックスフレーバーを楽しんだりと、食べ方そのものが一つの遊びだったのだ。