ゲームセンターの一角から響くリズミカルなタンバリンの音を覚えているだろうか。『オシャレ魔女 ラブandベリー』は、当時の女子児童を熱狂の渦に巻き込んだ。ヘア&メイクアップカードやフットウェアカードをスキャンし、ステージに合わせたコーディネートに頭を悩ませる。集めたカードを専用ファイルにぎっしり詰め込み、順番待ちの列に並んだ日々は、ファッションへの目覚めそのものだった。
玩具の世界では、バンダイが展開した「たまごっちプラス」の赤外線通信が大流行した。本体同士をくっつけてアイテムを交換したり、結婚させて次の世代を育てたり。授業中に引き出しの中でこっそりお世話ボタンを押したスリルも、今となっては懐かしい思い出だ。さらに日曜の朝を彩った『ふたりはプリキュア』の「ブラック」と「ホワイト」の凛々しい姿は、従来の魔法少女像を鮮やかに覆し、幼心に強烈なインパクトを残した。