2023年末の理事会決定を経て、2024年3月末をもって正式に解散・廃部となった日大フェニックス。かつて学生フットボール界の頂点に君臨したチームの看板は一度完全に降ろされましたが、グラウンドからフットボールの灯が完全に消え去ったわけではありません。
現在の日大アメフト部は、従来の体育会組織を抜本的に解体した上で、大学本部が直接監督・管理する「新競技部」としての再建プロセスを進めています。過去の悪質タックル問題や薬物事件の温床となった閉鎖的な寮生活や指導体制を一新し、完全なオープン化とコンプライアンス管理を前提とした新組織作りが定着しつつあります。
日大フェニックスの現在における練習環境は、競技力向上よりもまず人間形成と社会規範の遵守を最優先に置いたものへと転換されました。学業成績の厳格なチェックや定期的な薬物検査、外部専門家による倫理講習が義務付けられ、かつての体育会気質とは一線を画すクリーンなアスリート育成モデルの構築が急ピッチで進められています。