どれほど祝福の気持ちが溢れていても、冠婚葬祭における最低限のマナーを欠いていては台無しになってしまう。特に気をつけたいのが、別れや不幸を連想させる「忌み言葉」と、吉凶の繰り返しを意味する「重ね言葉」だ。「切れる」「離れる」「終わる」といった直接的な言葉はもちろん、「重々」「ますます」「度々」といった日常的に使いがちなフレーズも、結婚のお祝いでは避けるのが基本である。
また、意外と見落としがちなのが句読点(「、」や「。」)の扱いだ。「終止符を打たない」「お祝い事に区切りをつけない」という意味合いから、祝い文では句読点を使わないのが古くからのエチケットとされる。改行やスペースをうまく活用して文章を整えるのがコツだ。もちろん、新郎新婦との親密さによってはカジュアルな表現が許容されるケースも増えているが、大人の嗜みとして基本的なNGルールを押さえておくことの重要性は変わらない。