今でこそゴールデン番組の常連として確固たる地位を築いた中岡創一ですが、その経歴は挫折の連続でした。NSC大阪校16期生として芸人の道を歩み始めたものの、当時は芽が出ず、一度は芸人を完全に引退しています。その後、結婚を前提に交際していた当時の恋人との生活を見据え、5年間にわたる工場勤務を経験しました。
しかし、当時の婚約が破談となり失意の底にいた中岡を芸能界へ引き戻したのが、旧知の仲であったコカドケンタロウでした。コカドの「もう一度一緒にやろう」という熱烈な誘いを受け上京し、ワタナベエンターテインメント所属となって結成されたのが「ロッチ」です。コント日本一を決める『キングオブコント』では幾度も決勝に進出し、独特の間と哀愁を帯びたコントスタイルで一気に知名度を獲得しました。
さらに中岡は、学生時代の経験を生かして日本ホッケー協会の公認ホッケーアンバサダーに就任。マイナースポーツの普及と発展のために全国の学校や競技場へ足を運び、ボランティアに近い熱量で貢献を続けています。こうした多角的な活動が、芸人としての品格と信頼性を高めています。