俳優としての華々しい実績の一方で、本郷奏多を語る上で欠かせないのが、サブカルチャーへの真摯すぎる傾倒です。2020年に開設された公式YouTubeチャンネル『本郷奏多の日常』は、企画から撮影、編集、ナレーションに至るまで本人が手掛ける完全セルフプロデュース形式をとっており、チャンネル登録者数は60万人以上を数えます。
とりわけガンプラ(ガンダムのプラモデル)製作における腕前は、プロモデラー界隈からも一目置かれる領域に達しています。単にキットを素組みするだけにとどまらず、以下の工程を涼しい顔でこなします。
- エアブラシによる完全塗装:陰影を強調するグラデーション塗装や金属感を出すチタンフィニッシュ調の仕上げ。
- ウェザリング(汚し塗装):戦火をくぐり抜けた機体のリアルな傷や錆、煤煙の質感を緻密に再現。
- スジ彫り・プラ板加工:ディテールアップのために独自のパネルラインをミリ単位で追加。
また、ポケモンカード(ポケカ)に対する熱量も芸能人の趣味の域を遥かに凌駕しています。公式大会である「チャンピオンズリーグ」や「シティリーグ」に一般プレイヤーとしてエントリーし、真剣勝負を繰り広げる姿が目撃されてきました。デッキ構築の論理的思考力とプレイングの的確さは、競技層のプレイヤーからも「本気のガチ勢」としてリスペクトされています。
YouTubeの動画内では、タレント特有のわざとらしいテンションや過度な装飾テロップは一切排除されています。ただ淡々と趣味に没頭し、好きなものへの敬意を語る飾らない姿が、既存のファン層のみならず同世代の男性オタク層の心を強く掴んでいます。