新設された「森永エンゼルミュージアムMORIUM」は、森永(MORINAGA)の「MORI」とラテン語で「場所」を意味する「ARIUM」を掛け合わせて名付けられた施設です。館内に足を踏み入れた来訪者をまず圧倒するのが、巨大な3面スクリーンを備えたシアターです。創業者の情熱やお菓子作りに注がれるクラフトマンシップが圧倒的な映像美と音響で迫り、子どものみならず大人も一瞬で引き込まれます。
展示エリアには、歴代のエンゼルマークの変遷や、半世紀以上愛されるキャラクター「キョロちゃん」のアーカイブ、かつて世間を席巻したヒット商品のパッケージが美しくレイアウトされています。単にノスタルジーに浸るだけでなく、お菓子が人々の心に寄り添ってきた社会的背景を学べる構成になっており、企業ミュージアムとして極めて高い完成度を誇ります。
そして見学ツアーの最大のハイライトとなるのが、専用通路から見下ろすハイチュウ製造ライン見学です。巨大なキャンディの塊が正確無比なスピードで引き伸ばされ、カラフルな層を成してカット・包装されていく様子は圧巻の一言。オートメーション化されたアームが狂いなくお菓子を箱詰めしていく動きは、産業ロボットの精緻なダンスを見ているかのような興奮をもたらします。製造ラインには専用の解説モニターが連動しており、今どの工程が行われているのかが一目で理解できる設計となっています。