日本における過去の運動を振り返ると、1970年代の「新左翼」運動や、平成初期の宗教過激主義などが思い浮かぶ。これらは強固な内部規律と、教典や論文といった長文の理論的背景に裏打ちされていた。
対照的に、2020年代半ばの現在進行形で問題視されているのは「動画と画像による直感的な感情の煽動」だ。数十秒のショート動画や合成画像(ディープフェイク)を用い、受け手の怒りや不安をダイレクトに刺激する。論理的な思想の構築ではなく、論破や破壊そのものを目的化させる衝動的な過激化が、若年層を中心に浸透しつつある。