2022年、米国オレゴン大会。25年という大きな節目で、織田裕二と中井美穂の名コンビは番組からの卒業を発表した。長年親しんできたファンには激震が走り、SNS上では戸惑いの声が溢れた。
この決定の裏には、番組側の「世代交代」という戦略的判断だけでなく、織田裕二自身の強い美学があったとされる。「最高の状態で、最高の熱量のままバトンを渡したい」。体力的にも精神的にも限界まで消耗する極限の現地取材を四半世紀続けてきた彼にとって、情熱を極限まで絞り出せない状態で関わることは許されなかった。TBS側との深い信頼とリスペクトがあったからこそ、惜しまれつつ最高の幕引きを迎える選択がなされたのだ。