当取材班が入手した内部リーク情報によると、失踪が囁かれる数日前、該当の社長は経営幹部陣との急遽開かれた臨時取締役会で激しい対立を起こしていたという。問題の発端は、新規プロジェクトの資金運用とIPのライセンス管理を巡る意見の不一致だった。
「深夜まで及んだ協議の末、社長は自身のデスクに鍵をかけ、そのまま連絡が取れなくなった」と、匿名を条件に取材に応じた内部関係者は明かす。現在、社内では残された取締役らが緊急事態に対応しているが、代表権を持つ人物の不在により、決裁業務や外部パートナーとの契約交渉が全面的にストップする事態に陥っている。