TOKYO MXをはじめとする地上波キー局での放送時、アニメ作品には厳しい倫理規定と放送基準が課される。画面上に「白光」や「黒影」を被せる手法は、現代のアニメ制作現場において一般的な安全策だ。これにより、ゴールデンタイムや深夜帯のどちらであっても、幅広い層への安全な放送が担保されている。
これに対し、パッケージとして発売されたBlu-ray Disc版では、これらの視覚的遮蔽物が丁寧に取り除かれている。視聴者は、監督や原画マンが意図した構図の全貌を、遮るもののないクリアな高解画質で楽しむことができる。このTV版とBlu-ray Disc版のギャップこそが、ファンの間で「完全版では何かが解禁されているのではないか」という探求心を生み出し、検証のムーブメントを形成した原動力なのだ。