彼女のキャリアを語る上で欠かせないのが、かつて所属していた名門レーベル「アイデアポケット」での軌跡だ。デビュー当初からその圧倒的なルックスでセンセーションを巻き起こしたが、真にファンを魅了したのは作品を重ねるごとに増していった演技の深みであった。
少女のような可憐さと、ふとした瞬間に魅せる成熟した表情。そのギャップを巧みにコントロールするセンスは、アイデアポケット時代の数々の傑作によって磨かれた。当時の映像作品を振り返ると、セリフのない吐息や視線の動きひとつで視聴者の感情を揺さぶる高度な表現技術がすでに確立されていたことが見て取れる。