一般的に獣医学上、犬のシニア期は何歳からと定義されるかといえば、小型・中型犬で「7歳から」、大型犬では「5〜6歳から」とされています。つまり、5歳という時期は、大型犬にとってはすでにシニア期突入、小型・中型犬にとっても「プレシニア(準備期)」という極めて重要な局面です。
この時期に検討したいのが、犬が5歳を迎えた段階でのドッグフード切り替えや配合の見直しです。成犬用フードからいきなり高齢犬用へと変える必要はありませんが、愛犬の運動量や体型に合わせて以下の栄養設計を意識しましょう。
カロリー密度の調整:運動量が落ちて太り気味になってきた個体には、高タンパク・低脂質のレシピを選び、肥満による関節への負担を防ぎます。
関節サポート成分の補給:グルコサミン、コンドロイチン、緑イ貝などの関節ケア成分を含むフードやサプリメントを先回りで導入します。
オメガ3脂肪酸の強化:EPAやDHAなどの必須脂肪酸は、血管の健康維持や加齢に伴う関節炎の炎症抑制に大きく貢献します。
フードを切り替える際は、胃腸への負担を避けるため、1〜2週間かけて現在のフードに新しいフードを少しずつ混ぜながら移行するのが鉄則です。