令和8年度の生徒募集に向けて公開された募集要項および入試案内によれば、入学までの選考ステップには綿密な準備が求められます。選考の中心となるのは、出願書類(調査書等)の審査、個人面接、そして作業能力や指示理解度を測る実技・適性検査です。ペーパーテストの一律な偏差値競争とは異なり、評価の主眼は「本校の専門的な職業教育に適応し、将来の自立就労を目指せる基礎力があるか」という点に置かれています。
実際の入試選考の現場で合否を分ける決定的な要素は、主に以下の3点に集約されます。
- 指示理解と作業の持続性:指示を素直に聞き取り、分からない際に適切な質問ができるか。単調な作業であっても一定の集中力を保って丁寧に取り組めるか。
- 基本的な生活習慣と体幹・体力:公共交通機関を利用した自力通学に耐えうる基礎体力と、毎日の登校を支える規則正しい生活リズムの定着度。
- 本人自身の働く意欲:「保護者に言われたから」ではなく、面接において生徒自身の言葉で「働きたい理由」や「高校生活で頑張りたいこと」を表現できるか。
東京都立白鷺特別支援学校では、公式の学校見学会や入学説明会への事前参加を強く推奨しています。これらの説明会は単なる学校見学にとどまらず、実際の作業室の環境や教育課程、卒業後の進路イメージと本人の適性が合致しているかを双方で確認する不可欠なプロセスです。ミスマッチを防ぐためにも、早期のイベント参加が合否を左右する第一歩となります。