ゴルフクラブの打撃による衝撃は凄まじく、搬送先の病院で下された診断は全治半年以上の重傷。打撃を受けた左半面を中心に、骨が粉々に砕ける壊滅的な損傷を負っていました。
公式発表資料や本人のブログ、その後のインタビュー手記で明かされた具体的な怪我の部位は以下の通りです:
- 左頬骨粉砕骨折(左側の頬の骨が細かく破砕)
- 上顎骨粉砕骨折(上あごの骨の粉砕)
- 鼻骨骨折(鼻筋の骨折および軟骨の変形)
- 左眼窩底骨折(眼球を支える目の奥の骨の損傷)
- 顔面裂傷・口内裂傷(打撃による広範囲の皮膚・粘膜の断裂)
医師からは「あと数センチ打撃の位置がずれていたら失明、あるいは命を落としていた可能性もあった」と告げられるほどの危険な状態でした。俳優にとって顔は感情を表現する唯一無二の表現道具です。一時は「もう二度と表舞台には立てないのではないか」という絶望的な恐怖に直面したといいます。
手術では、砕けた骨を元の位置に戻して固定するため、チタン製プレートを顔面に埋め込む高度な形成手術が実施されました。術後も神経損傷による左顔面の痺れや知覚鈍麻、天候変化に伴う激しい頭痛などの後遺症が残存。鏡を見るたびに突きつけられる傷跡と向き合う日々は、肉体的な激痛以上に精神をすり減らす過酷な闘いでした。