「最小公倍数を探すのがどうしても苦手」「テストで手早く検算したい」という場合に絶大な威力を発揮するのが、海外の算数学習でも広く親しまれている「たすき掛け(バタフライ法)」と呼ばれる計算裏ワザです。
2つの分数の足し算であれば、最小公倍数を暗算で探すことなく、以下の単純なクロス掛け算だけで答えが出せます。
【計算公式】: a/b + c/d = (a×d + b×c) / (b×d)
具体例として「1/3 + 2/5」をこの裏技で解いてみます。
- 答えの分母:元の分母同士を掛ける ➔ 3 × 5 = 15
- 答えの分子:斜め同士を掛け算して足す ➔ (1 × 5) + (3 × 2) = 5 + 6 = 11
- 合体する:分子が11、分母が15となり、答えは 11/15
最小公倍数を考えるステップを完全にスキップできるため、計算ミスを大幅に減らすことができます。ただし、分母同士を掛け合わせる性質上、分母の数値が大きくなりやすく、計算後に「約分」が必要になるケースが多い点には注意が必要です。約分の見落としさえ気をつければ、最も素早く答えに到達できる実用的な解法です。