ネット上のQ&Aサイトなどでは、「東京駅から丸ノ内線に乗って大手町や銀座で乗り換えるのがおすすめ」というアドバイスが散見されます。しかし、これは東京駅の構造を理解していない極めて危険なアドバイスです。
東京駅の丸ノ内線ホームは地下3階に位置し、JR新幹線ホームからの距離は200メートル以上離れています。さらに丸ノ内線から銀座線への乗り換え(赤坂見附駅や銀座駅など)は、同じ東京メトロ同士であるため運賃は通算されますが、わざわざ浅草と反対の南西方向へ遠回りすることになり、所要時間も25分以上かかります。時間・動線の両面において、丸ノ内線経由は完全に除外すべきルートです。
また、「浅草線直通のJRがある」という誤った噂も一部で見受けられますが、これは「成田空港方面からの総武線快速・横須賀線」と「羽田空港方面からの都営浅草線・京急線」が混同された情報です。JR横須賀・総武快速線で東京駅から浅草へ行くことはできず、最悪の場合「馬喰町駅」という浅草寺から2キロ以上離れた場所で降ろされる羽目になるため、十分な注意が求められます。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
都市交通の心理的負荷(トラフィック・ストレス)とタイムパフォーマンスを分析すると、移動手段の選択肢は個人のスキルや荷物量、同行者の属性によって厳密に二分されます。以下の基準で自らの状況に最適なルートを即決していただくのが賢明です。
【神田駅経由の電車ルートがおすすめできる人】
・とにかく時間を無駄にせず、最短・最速で観光地へ駆けつけたい人
・荷物がバックパックや小型手荷物ひとつで、足取りが軽い人
・乗り遅れが許されない飲食店や浅草の体験ツアーを予約している人
【都営バス「東42-1」またはタクシーを強く推奨する人】
・生後間もない乳幼児連れ(ベビーカー必須)や、足腰に不安を抱えるシニア世代と同伴の人
・海外渡航用などの超大型スーツケースを複数抱えている人
・階段や地下迷宮の乗り換え案内看板を見るだけで精神的疲労を感じる人