短期間で体重計の数値が劇的に動くため、多くの人が「痩せた」と錯覚してしまいますが、ここに最大の落とし穴があります。水抜き脂肪燃焼の違いを生理学的に理解しておかなければなりません。
人間の体重の約60%は水分で構成されています。サウナや断水によって数リットルの汗を流せば、物理的にその分の重量が引かれて体重は即座に減少します。しかし、体内に蓄積された余剰な「皮下脂肪」や「内臓脂肪」がエネルギーとして代謝されたわけではありません。
水分を抜いて体重を落とした体は、コップの水をこぼした状態と同じです。コップに水を注ぎ直せば水面が元の位置に戻るのと同様に、水分補給や食事を摂れば数時間から1〜2日で完全に元の数値へ戻ります。脂肪が燃えていない以上、見た目の引き締まりも一時的な錯覚に過ぎません。