2026年入試シーズンにおける最大の焦点は、依然として高止まりを続ける入試難易度と志願者動向の推移にある。推薦入試における内申基準の厳格化や一般入試の実質倍率の高水準維持は、もはや一時的なブームではない。MARCH付属校の中でも際立つ志願者数を集める背景には、激動する大学入試改革への不安と、確固たる進路保障を求める家庭の切実なニーズが存在する。
多くの受験生が注目する法政大学への内部進学率は、例年約85〜90%前後で推移している。ただし、これは無条件のフリーパスを意味しない。日々の定期試験や実力テスト、TOEIC Bridge等のスコア基準、さらには課題論文の提出など、綿密に設計された評価基準をクリアすることが求められる。学部選択においては高校3年間の成績順に希望が割り振られるため、法学部や経営学部、情報科学部といった看板学部を目指す生徒たちの間では、入学直後からハイレベルな学内競争が繰り広げられているのが現実だ。
合格を勝ち取るための併願戦略も高度化している。神奈川や東京の難関公立高校との併願はもちろん、早慶・MARCH系列の他付属校との日程重複を精査した戦略的出願が不可欠となった。過去問演習においても、単なる知識暗記型ではなく、記述力や論理的思考力を問う出題への早期対応が合否を分ける分水嶺となっている。