世界一美味しい食べ物とは?Cnnランキング首位の真相と日本食の順位

世界一美味しい食べ物とは?Cnnランキング首位の真相と日本食の順位

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CNNが発表したランキングは、専門ライターとエディターが選出した「公式選考リスト」と、世界中から3万5,000票以上の一般投票が集まった「読者投票ランキング」という2つの系譜が存在します。この両面を比較すると、世界の食の嗜好における明確な傾向が浮き彫りになります。

料理名・発祥国詳細・数値データ味覚・調理特性編集部の見解・評価マッサマンカレー
(タイ)CNN公式選考:第1位
読者投票:第10位スパイス+ココナッツミルク+タマリンド+ピーナッツの複合多層味甘みと酸味、コクが共存。世界標準の「高インパクトな美食」の代表格。ルンダン(レンダン)
(インドネシア)CNN公式選考:第11位
読者投票:第1位牛肉をココナッツミルクと香辛料で数時間煮込み、水分を飛ばした濃厚肉料理一般読者投票で圧倒的得票。加熱によるキャラメル化が生む強烈な旨味が特徴。ナポリピッツァ
(イタリア)CNN公式選考:第2位
読者投票:圏外(上位外)厳格な規約に基づく小麦粉・酵母・トマト・モッツァレラ・薪窯焼成ミニマリズムの極致。素材の鮮度と発酵生地の香ばしさが高く評価された。寿司(Sushi)
(日本)CNN公式選考:第4位
読者投票:第3位生魚と酢飯の完璧な調和、グルタミン酸とイノシン酸の相乗効果両部門でトップ5入りの快挙。引き算の美学として国際的に不動の地位を確立。ラーメン
(日本)CNN公式選考:圏外(TOP50内)
読者投票:第8位重厚な動物系・魚介系出汁とタレ、小麦麺の複合カルチャーフード若年層や欧米・アジア圏の現地ファンから絶大な支持を集め読者票で躍進。

日本食の順位に注目すると、寿司は公式選考で堂々の4位、読者投票では3位にランクインしています。なぜ世界で絶賛される日本の寿司が、マッサマンカレーやルンダンを抑えて1位になれなかったのか。そこにはグローバルな味覚審査における「味のインパクトの設計思想」が関わっています。

和食の本質は、素材本来の風味を引き立てる「引き算の美学」と繊細な出汁(グルタミン酸)にあります。対して、世界各国の審査員や一般投票者が集まるコンテストでは、油脂・糖質・酸味・複合スパイスが同時に脳の報酬系を直撃する「足し算の美学」が圧倒的にアドバンテージを持ちやすいという構造的側面があります。

田中 結衣
著者

田中 結衣

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。