まず大前提として、坂本花織選手は日本女子フィギュア界で屈指の「パワー型スケーター」だ。2026年時点で24歳(2002年4月9日生まれ、兵庫県神戸市出身)。シニアデビュー以降、安定したジャンプと力強いスケーティングで国際大会を席巻してきた。彼女の代名詞とも言えるのが、全身をバネのように使ったダイナミックな演技だ。
その身体能力を支えているのが、徹底したトレーニングによって培われた筋肉である。特に注目されるのが、肩甲骨から背中、そして脇の下にかけての筋肉群。フィギュアスケートのジャンプでは、腕を引き寄せる動作と回転軸を作る際に脇を締める動きが不可欠だ。ルッツやフリップといった高難度ジャンプでは、肩甲骨周辺の「広背筋」と「前鋸筋」が強く関与する。これが発達すればするほど、自然と脇の下のラインがシャープになり、筋肉質な印象を与えることになる。
報道各社の取材データによると、坂本選手のトレーニングは他の日本女子選手と比較してもかなりハードだ。陸上トレーニングでは、上半身の強化にも多くの時間を割いているとされる。実際、彼女の公式インタビューやテレビ特番で映し出されるトレーニング風景では、チューブを使った肩甲骨周りのエクササイズや、ダンベルを使った背中の種目が頻繁に登場する。この積み重ねが、氷上での安定感と美しい姿勢を生み出しているのだ。