赤ニキビが発生している肌は、角質層のバリア機能が著しく低下し、極度の過敏状態に陥っています。ここでのスキンケアの過不足が、翌朝の状態を天と地ほどに分けます。
1. 摩擦係数を極限までゼロにする洗顔法
「皮脂を取り除きたい」という焦りから、スクラブ洗顔や強い力でのゴシゴシ洗いは厳禁です。摩擦刺激そのものが肥満細胞を刺激し、ヒスタミンや炎症物質の放出を促します。
洗顔料はアミノ酸系や弱酸性の低刺激タイプを選び、手のひらで逆さにしても落ちない密度の濃密な泡を作ります。顔に手が直接触れないよう、泡のクッションを肌の上で転がすように30〜40秒程度で洗います。すすぎは32〜34℃のぬるま湯を使い、フェイスラインやすすぎ残しの多いあご先まで最低20回は優しく掛け流してください。熱いお湯は肌に必要な天然保湿因子(NMF)まで流出させ、かえって皮脂の過剰分泌を招きます。
2. 水分重視のオイルフリー保湿
洗顔後は、乾燥を防ぐための迅速な保湿が必要です。ただし、乳液やクリームに含まれる過剰な油分は患部を避けて塗布するのが鉄則です。
全顔には、抗炎症作用を持つグリチルリチン酸2Kやアラントイン、角質バリアを補修するヒト型セラミドが配合された化粧水を優しくハンドプレスで馴染ませます。赤ニキビの患部周辺は油分を控え、油分無配合のジェルやローションで水分を補給した上で、治療薬をピンポイントで塗布します。