華々しい舞台で戦うプロゲーマーの収益格差は非常にシビアです。世界のトッププレイヤーになると、大会賞金、所属チームからの固定給、個人スポンサー契約、ストリーミング配信(TwitchやYouTube)の収益を合算し、年収3億円から10億円以上を叩き出すスーパースターが存在します。
たとえば世界大会『The International』(Dota 2)や『League of Legends World Championship』では、総賞金プールが数十億円規模に達し、1回の優勝で選手1人あたり数億円の賞金を手にする事例も珍しくありません。
国内プロシーンの場合、トップリーグで活躍するスター選手であれば年収1,500万〜3,000万円超を稼ぎ出します。ただし、中堅・若手選手の基本給は月額20万〜35万円前後にとどまることも多く、動画配信による投げ銭や広告収入を組み合わせて生計を立てるケースが一般的です。
さらに、選手生命の短さも現実として立ちはだかります。ピーク時は10代後半から20代中盤とされ、視覚情報処理や指先のミリ秒単位の反応速度の低下から、20代後半で引退を決断する選手も少なくありません。そのため、引退後にストリーマー、解説者、チーム監督、イベントプロデューサー、さらにはゲーム開発のアドバイザーへと転身するセカンドキャリアの構築が業界全体の急務となっています。