生活を支えるため、そして自身のルーツである家庭の味を届けるため、リラさんは東京都杉並区の西荻窪に地中海料理レストラン「リラズ・テーブル(Lilas Table)」をオープンさせました。南仏や北アフリカの伝統を取り入れたクスクスやタジン鍋などの本格的な家庭料理は、地元住民だけでなく遠方からのファンをも魅了する人気店となりました。
気さくで温かいリラさんの人柄に惹かれて通い詰める常連客も多く、エリカさん自身も看板娘として店を手伝うことがありました。2007年頃に惜しまれつつ閉店したものの、リラさんはその腕前を活かして料理本『リラズ・カテ 沢尻リラの家庭料理 地中海と日本のフュージョン』を出版。日本の調味料と地中海ハーブを融合させた家庭的なレシピの数々は、料理愛好家の間でも高い評価を得ました。