2016年9月、都内の名門ホテルで執り行われた片岡愛之助さんと藤原紀香さんの結婚披露宴は、歌舞伎関係者から芸能人、政財界の重鎮まで約600名が詰めかける空前のビッグイベントでした。その会場で出席者に手渡され、メディアの度肝を抜いたのが、特注の水素生成器(水素風呂生成器)を含む総額十数万円規模の超豪華な引き出物セットです。
当時、一般的な結婚式の引き出物の相場が5,000円〜1万円程度であったのに対し、引き出物に入っていた機器は市場価格で約8万〜10万円相当とされる代物でした。片岡愛之助さんの定紋である「追っかけ五枚銀杏」が刻印された特別仕様であり、紀香さんが自らメーカーと交渉して用意したと報じられています。
なぜ彼女は、伝統を重んじる歌舞伎界の披露宴において、前代未聞とも言える水素生成器を引き出物に選んだのでしょうか。当時の関係者取材や特番インタビューでの発言を辿ると、そこには打算や宣伝目的ではなく、彼女特有の「おもてなしに対するピュアな熱量」が存在していました。
紀香さんはかねてより、過密スケジュールによる疲労や肌トラブルに悩まされていた際、入浴時に水素を取り入れる水素風呂によって体調の劇的な変化を実感したと公言していました。「日頃お世話になっている大切なゲストの方々にも、多忙な日々を癒やし、いつまでも健康で若々しくいてほしい」という強い願いが、あの規格外のギフト選択へと直結したのです。しかし、その純粋すぎる熱量が、世間の一般的な感覚との間に大きな温度差を生む結果となりました。