ネット上で時折見られる「はとバスは高齢者の団体旅行向け」「個人で行くより割高」という言説は、現在の実態を反映していない典型的な誤解です。
実態として、現在の利用客層は大きく若返っています。多言語ガイドシステムや英語・中国語専門のガイドが添乗する外国語ツアーが急伸し、訪日外国人観光客が全体の大きな割合を占めるほか、オープンバスや夜景クルーズには20代〜30代のカップルや友人同士のグループが殺到しています。
また、価格面についても検証が必要です。例えば13,000円前後の食事付きツアーの場合、個人で移動した場合の電車・タクシー代、迎賓館などの入場料、築地・浅草・日本橋などの老舗料亭で提供される同等グレードの昼食代(相場5,000円〜7,000円)を個別に合算すると、ほぼ同等かむしろ割高になるケースが珍しくありません。「移動の手間」「席の確保」「プロの解説」という付加価値を考慮すれば、極めて合理的な価格設定であることが客観的なデータからも実証されています。