水子とは?供養しないとどうなるか祟りの真相と費用・手順を徹底解説

水子とは?供養しないとどうなるか祟りの真相と費用・手順を徹底解説

水子とは?供養しないとどうなるか祟りの真相と費用・手順を徹底解説の疑問点について、最新情報を詳しくお届けします。

「水子」という言葉は、本来どのような背景から生まれたのでしょうか。歴史的に紐解くと、古事記における伊弉諾尊(イザナギ)と伊弉冉尊(イザナミ)の国生み神話に登場する「水蛭子(ヒルコ)」に由来するという説が有力です。骨の立たない不完全な子として生まれ、葦の舟に乗せて海へ流された神話から、かつては生まれた直後に儚く命を落とした乳児や、死産・流産となった胎児を「水子」と呼ぶようになりました。清らかな水の世界からやってきて、再び水の世界へと還っていく存在という意味合いが含まれています。

仏教の伝統的な教義において、水子は決して穢れた存在でも、禍をもたらす存在でもありません。仏教の世界観では、この世に生まれ出ることができなかった幼い魂は、現世の執着や悪業を一切持たない極めて無垢な霊魂とみなされます。冥界において親より先に逝った子どもが集まる「賽の河原」で小石を積み上げ、鬼に崩されて泣いているところを、慈悲深い水子地蔵(地蔵菩薩)が袈裟の袂に包み込んで救い出し、極楽浄土へと導くという説話が広く伝わっています。

寺院で行われる戒名水子供養についても、宗派によって捉え方が異なります。一般的に戒名は仏弟子となった証として授けられるものですが、胎児や乳児の段階で亡くなった命に対しては、特別な戒名(水子戒名や童子・童女号)を授ける場合と、戒名を授けず「〇〇家水子之霊」として読経・供養する場合があります。戒名の有無によって成仏の可否が変わるわけではなく、親がその子に特定の名前や尊称を与えて祈りたいかという想いの深さに応じて選択されています。

佐々木 一輝
著者

佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。