大きな騒動が巻き起こる際、最も注目を集めるのがテレビ局によるスピード感を持った「番組降板」の判断です。裏側では、スポンサー企業からの問い合わせ電話が鳴りやまず、編成局とコンプライアンス部門が徹夜で協議を重ねています。少しでも対応が遅れれば「不祥事を隠蔽しようとしている」との批判にさらされるため、疑惑が報じられた当日の生放送から出演見合わせが決まることも珍しくありません。
局側にとって厳しいのは、降板に伴う番組構成の急な変更や代役の立て直しです。長年ポスターや番宣の顔として打ち出してきた人物を突如画面から消さざるを得ないショックは計り知れず、現場の制作スタッフは対応に追われます。報道の裏に潜む事実関係の精査が進む前に、まず炎上を最小限に抑えるための法的なアドバイスと危機管理対応が下されるのが、現代のテレビ局の現実と言えます。