あのメロディがなぜこれほど心地よく耳に残るのか。音楽理論の観点から音名・音階(スケール)を紐解くと、極めて緻密な計算が隠されていることがわかります。
原曲(パナソニック製品の発音ピッチ)は基本的にニ長調(D major)をベースとして構成されています。鍵盤やピアノですぐに再現できるドレミ表記(階名)は以下の通りです。
【ファミマ入店音のドレミ楽譜・音名配列】
♪ ファ♯・レ・ラ(低)・レ・ミ・ラ(高) / ラ(高)・ミ・ファ♯・ミ・ラ(低)・レ
音楽的なポイントは、前半で主音(レ)から高音の属音(ラ)へと跳躍して開放感と上昇感を生み出し、後半でなだらかに主音(レ)へと着地する「完全終止(カデンツ)」の構造にあります。この構成により、店に入った瞬間に歓迎される心地よさを感じつつ、決して耳障りな残響を残さずスッキリと終わるという音響心理学上の黄金比が成立しています。
SNSや動画サイト上では、このメロディに非公式の歌詞を当てはめるネットミームが度々話題となってきました。「あなたとコンビに ファミリーマート」の企業スローガンを無理やり当てはめる歌唱や、「ファミチキください 早くして」といったユーザー考案のユーモラスな替え歌など、世代を超えて親しまれる土壌となっています。