ディストーションとは?違い・仕組み・音作りの極意をプロが徹底解説

ディストーションとは?違い・仕組み・音作りの極意をプロが徹底解説

ディストーションとは?違い・仕組み・音作りの極意をプロが徹底解説の真相や最新動向に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

数多存在する歪み系ペダルの中でも、数十年にわたり音楽シーンの第一線で使われ続けている「絶対的名機」が存在します。現代の製品群もこれらの回路設計をベンチマークにしており、その特徴を理解することは理想のトーンを探す最短ルートとなります。

1. オレンジ色の絶対王者:BOSS DS-1

1978年に発売されたBOSSDS1特徴は、鋭く抜けの良い高音域とタイトに引き締まった低音域にあります。ニルヴァーナのカート・コバーンが『Nevermind』のレコーディングやライブで愛用していた手記や証言はあまりにも有名です。ギターのトーンを損なわずにクリアなエッジを付加できるため、ロックのリフからソロまで万能に対応します。実売価格も1万円前後と極めてリーズナブルであり、初心者向けディストーションペダルとしても常に最初の1台に挙げられます。

2. 泥臭く太いトーンの代名詞:ProCo RAT

1970年代末に登場したRATは、ディストーションでありながらファズに近い太さと粘りを持つ個性派ペダルです。ProCoRAT使い方の最大のポイントは「FILTER」ノブにあります。通常のトーン回路とは逆仕様になっており、右に回すほど高域がカットされ、ファットでダークなリードトーンへと変化します。ジェフ・ベックをはじめとする名手たちが、アンプを軽くドライブさせた状態でRATを踏み込み、滑らかなサステインを引き出していた現場アプローチは今なお語り継がれています。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。