舞台の上で華やかに舞う孝太郎ですが、その人生の歩みには家庭人としての葛藤と再起のドラマがありました。
孝太郎は1995年に一般女性と一度目の結婚をし、長男・千之助をもうけましたが、2013年に離婚を発表。梨園の妻としてのプレッシャーや多忙によるすれ違いが背景にあったと報じられましたが、息子の親権や教育に関しては誠心誠意向き合い続けました。その後、2015年にデザイナーの真奈美さんと再婚。公私ともに充実した環境を整え、新たな伴侶の献身的な支えを受けながら芸道に邁進しています。
父である仁左衛門とは、単なる「師匠と弟子」の枠を超えた敬慕の念で結ばれています。過去の対談や手記において孝太郎は、「舞台上での父は誰よりも恐ろしい師だが、楽屋を出れば誰よりも優しい父親」と語っています。人間国宝という巨大な壁を前にしながらも、決して卑屈にならず、父親への深い敬意を抱き続けることで、健全な芸の継承を可能にしています。