ネット上の情報では「100均のA6サイズを買えば間違いない」と一括りに語られがちですが、ここには見落としがちな落とし穴が存在します。
母子手帳のサイズは全国一律ではありません。厚生労働省の省令に基づき内容は統一されているものの、判型は各自治体の裁量に委ねられています。日本の母子手帳は主に以下の3サイズに分かれています。
- Sサイズ(A6判:14.8×10.5cm):全国の約7割以上の自治体で採用。一般的な文庫本サイズ。
- Mサイズ(B6判:18.2×12.8cm):大都市圏や一部地域で採用。単行本サイズ。
- Lサイズ(A5判:21.0×14.8cm):一部の市町村で採用。大判サイズ。
100均で売られているお薬手帳カバーの多くは「A6対応」で作られており、Mサイズ(B6判)の母子手帳を無理に入れようとしても入りません。購入前に必ず手元の母子手帳の実寸を計測することが不可欠です。
また、「2人分の母子手帳を1つの透明カバーにまとめられるか」という疑問に対しては、単一のカバーに2冊詰め込む運用は避けるべきです。厚みでビニールが破れるだけでなく、受付で取り違えの原因になります。きょうだいがいる家庭では、「子ども1人につき透明カバー1冊」を用意し、自作台紙のカラーや背表紙のマスキングテープで色分けする運用が最もスマートで間違いが起きません。