ホイールナットに使われる素材には、スチール(クロモリ鋼含む)、アルミ(ジュラルミン)、チタンの3つの主要素材が存在する。それぞれメリットとデメリットが明確に分かれているため、用途に応じた素材選択が不可欠だ。
サーキット走行などの激しいモータースポーツシーンでは、熱膨張率や繰り返しの脱着による耐久性を重視してクロムモリブデン鋼(スチール)製ナットが好まれる。元プロレーサーの「ドリキン」こと土屋圭市氏も、走りの限界領域ではネジ部の噛み込みや強度信頼性を重視する。一方、街乗りやストリートカスタムでは、バネ下重量の軽減と鮮やかなカラーリングが楽しめる鍛造アルミナット(A7075等)の人気が高い。チタンは究極の軽さと強度を誇るが、高価格帯となる。見た目だけで選ばず、自身のライディングスタイルに合わせた強度設計のものを選びたい。