岩手医科大学を語る上で欠かせないのが、診療と教育の現場である病院体制の大変革です。盛岡市中心部から移転した岩手医科大学附属病院(矢巾)は、最新鋭の手術支援ロボットや高度救命救急センター、周産期母子医療センターを備えた1,000床規模の超急性期特定機能病院として稼働しています。
移転によって誕生した矢巾キャンパスと附属病院の直結環境は、医学生・歯学生・薬学生・看護学生が日常的に臨床現場の空気を肌で感じる絶好の学修環境を生み出しました。キャンパスから病棟へのアクセスがシームレスになり、早期臨床体験や病棟実習の密度が格段に向上しています。
一方で、旧附属病院の跡地に整備された岩手医科大学内丸メディカルセンターは、盛岡市中心部の外来診療や慢性期医療、リハビリテーションを支える都市型拠点として機能しています。「矢巾の高度急性期」と「内丸の地域密着診療」という明確な役割分担により、岩手県全域の医療アクセス向上と実践的な臨床教育を両立させています。