ビデオ安売り王が急速に社会問題化し、崩壊へ向かった決定打は警察当局による度重なる家宅捜索と摘発事件でした。
激安価格を維持するために仕入れられていた商品の中には、正規のライセンスを受けていない海賊版や、当時の刑法175条(わいせつ物頒布等の罪)に明確に抵触する無修正・裏ビデオが少なからず混入していました。警察庁による全国一斉摘発が相次ぎ、FC店舗の店長や本部の幹部が相次いで逮捕される事態へと発展します。
社会的信用の失墜は致命的でした。大手信販会社からの加盟店契約解除や金融機関からの融資停止が相次ぎ、資金繰りは一気に悪化。さらに、正規メーカーからの著作権侵害訴訟も重なり、運営会社の株式会社エンドレスは巨額の負債を抱えて事実上の倒産に追い込まれました。屋台骨を失ったFC各店も連鎖倒産や看板の掛け替えを余儀なくされ、全国から一気に姿を消すこととなったのです。