小泉進次郎氏の母を巡る複雑な背景を紐解く上で欠かせないのが、「産みの親(実母)」と「育ての親」という2人の女性の存在です。進次郎氏の実母は、青山学院大学在学中にお見合いで小泉純一郎氏(元内閣総理大臣)と結婚した宮本佳代子(みやもと かよこ)氏です。彼女は大手医薬品メーカー・エスエス製薬の創業者一族(泰道照山元会長の孫)という名門の令嬢でした。
1978年に長男の孝太郎氏、1981年に次男の進次郎氏が誕生しましたが、純一郎氏との結婚生活はわずか4年でピリオドを迎えます。離婚当時、進次郎氏は生後わずか1歳を迎えたばかりでした。幼子2人を抱えることになった小泉家で、母親代わりに2人を育て上げたのが、純一郎氏の実姉である小泉道子(こいずみ みちこ)氏でした。
進次郎氏は幼少期から道子氏を実の母親と信じて疑わずに育ちました。家庭内では「ママ」と呼び、深い愛情を受けて育った進次郎氏が、自身と道子氏の本当の関係(伯母と甥)を知ったのは、多感な中学2年生(14歳)の時でした。選挙の手伝いや戸籍関係の手続きを通じて出生の秘密を知った際、進次郎氏は激しい衝撃を受けながらも、「自分をここまで育ててくれたママは、世界でただ一人だけだ」と道子氏への感謝を貫いたという逸話は、小泉家の人間性を象徴するエピソードとして語り継がれています。