妊娠すると、母体では出産に向けて骨盤の関節や靭帯を緩めるホルモン「リラキシン」の分泌が初期から活発になります。これにより骨盤が不安定になり、姿勢の維持筋に過度な負担がかかることで、腰痛や恥骨結合の痛みが生じやすくなります。
一般的に、妊娠中の骨盤ベルトは「妊娠2〜4ヶ月(妊娠初期)から妊娠5ヶ月(安定期)」の間に使い始める人が多く見られます。明確に「妊娠何週目から着けなければならない」という一律の決まりはなく、「腰に重だるさを感じたとき」「立ち上がり時に恥骨周辺がきしむように痛むとき」が装着を開始する最適なシグナルです。
最近のトレンドとして、妊娠中だけでなく出産直後から骨盤が元の状態に戻ろうとする産後6ヶ月頃までシームレスに使える「産前産後 骨盤ベルト 兼用」タイプを選ぶ妊婦が主流となっています。早期から適切なサポートを取り入れることで、お腹が急激にせり出す妊娠後期における歩行困難や姿勢崩れを未然に防ぐ効果が期待されています。