彼が刻むライムには、小手先のギミックが一切ない。韓国音楽産業において「アイドルの枠」と形容されがちだったラップパートの概念を、彼はデビュー当初から根底から覆してきた。オフビートを巧みに乗りこなす変則的なタイム感、明瞭な英語と韓国語のバイリンガル・デリバリー、そして何より本場へのリスペクトに満ちた本格的なヒップホップへの情熱がそこにある。
言葉のイントネーションをメロディへと昇華させる天性のセンス。単に速くスピットするだけではない。タメと抜きを自在に操り、聴き手の感情を自在にコントロールするグルーヴ感は、現行のグローバルシーンを見渡しても抜きん出ている。